2015-11-23

写真家は写真作品あってこそ輝くもの 副業は難しい!



今年の初雪が舞った週末。
夫の写真展に関連するイベントが2つありました。

ひとつは本屋での写真集出版記念サイン会。もうひとつは美術館での写真家によるガイドツアーでした。

サイン会については以前にもお知らせしたので、記憶にある読者の方もいらっしゃるかもしれませんが、私がイメージしていたサイン会とは全く違ったスタイルでした。しかし、あれですね、サイン会というものはやっぱり有名人や人気者じゃないと難しいということがよくわかりました。


サイン会は名が知れてこそのイベント



サイン会が開かれたのはスイス=フランス語圏でいくつか店舗を持つPayotのジュネーブ左岸店。(ジュネーブにはこの他、コルナヴァン駅とジュネーブ空港に店舗があります。)
写真集はありがたいことにPayotの年末セレクションのひとつで、つまりは力を入れて売り出したい商品なわけで、今回のサイン会も開催されたわけです。

上の写真はサイン会当日の店内写真のいくつか。入店してすぐのコーナーに平積みされている写真集(左側の写真)を見た時、何だか感慨深かったです。


さて、予定時間になり、書店の方が司会者のようになってマイクで「これからサイン会が開かれます。」みたいな感じでスタートし、写真家インタビューでもあるのかな?と想像していた私。

でもそんなことはまるでなく、店内放送で「15時より写真家によるサイン会がありますので、お立ち寄りください。」というようなアナウンスがあったのみ。サイン会の場所も普段はお客さんが座れるようにいくつか置かれているソファをひとつ移動して、それほど大きくないテーブルの上に積まれた写真集の背後に座ってひたすらお客さんが来るのを待つのみ、のちょっとさみしい感じ。

そして夫はそれほど世間に名が知られているわけでもなく、彼の作品が書店に飾られているわけでもないので、いくら写真集の後ろに座っていても彼がこの写真家だということがわかる人はほとんどいないわけです。


あまりに暇なので、店長さんとたくさんおしゃべりができまして。(トホホ、、)店長さん曰く、少し前にある有名(らしい)YouTuber(そんな肩書きがあることすら知らなかった!)の人の新刊発表に合わせてサイン会が行なわれたそうですが、その時は店の外まで行列ができて、普通のお客さんが店舗に入れなかったそうです。


やはり人は本業で輝くもの


ガイドツアーでの一コマ



サイン会はこんな感じでイマイチでしたが、次の日に行なわれたガイドツアーにはまずまずの人が参加してくれ、彼の説明や作品自体も堪能していただけた様子でした。昨年の隣町での写真展にも来てくださったとっても感じのいいご夫婦もわざわざガイドツアーに参加してくれ、温かい言葉をいただけました。

夫が既に有名な写真家であれば、作品がそばになくても多くの人が集まるのかもしれませんが、彼は自分自身ではなく、写真作品自体が世間に知れ渡って欲しいと考えているので、やはり写真展で輝くのが写真家なんじゃないかな。


終わりに


今回出版された写真集は出版社や美術館、書店Payotが売り出しに力を入れていることもあって、サイン会というイベントが企画されました。こういう自分の意見や力が及ばない領域まで事が進んでしまうと、もうこれは従うしかないわけで、どうにも自分ではコントロールできないことってよくあると思うんです。ありがたかったのは、書店の方は私たちを責めるわけでもなく、「絶対○○册売れよー!」的な圧力が全くなかったこと。

やはり本業から逸れると物事うまくいきません。マルチタレント的にあれこれ器用にこなせる人もいるでしょうが、やっぱり本業がひとつしっかり確率していないとダメなんじゃないかな、と感じたほろ苦い経験を夫を通じてさせてもらったイベントでした。


【関連記事】





最後まで読んでくださってありがとうございます。 
ありがたかったことのもうひとつは、併設カフェの美味しいお茶を2杯もいただけたことでした。
クリックしていただけると嬉しいです♪

0 件のコメント:

コメントを投稿


UA-68325954-1